SAKEリーマンの節約・財テク術

SAKEと旅行をこよなく愛する平凡リーマンが、食費と旅行費を捻出するために行う懸命な節約と財テク術をご紹介します。

投資素人が独学で200万円稼ぐ FX投資の体験談

こんにちは。
今回は、私が約10年前から独学で実践している、FX投資の体験談についてお伝えします。

目次

〇自分のこと

タイトルの通り私は投資に関しては初心者です。

FX投資に興味を持ったのは、今から約10年前、2012年ごろに始まったいわゆるアベノミクスがきっかけです。

大胆な金融緩和を行うことについて、当時の最高権力者が明言したわけですから、「円安になるに違いない」という半ば確信があったことがFXという比較的リスクの大きい投資法を実践する後押しとなりました。

しかも当時の円相場は1ドル70円台でしたから、かなり自信をもってドル買のポジションを維持することができたのが大きいです。

ドル・円取引から始め、トルコリラ、メキシコペソなどの新興国通過や、ユーロ・豪ドル・英ポンドなどの他の先進国通貨の取引にも手を出してきました。

時には失敗もしつつ、約10年経った今、FXでのトータルリターンは約200万円ほどになっています。(その他、株式投資等含めると500万円)

いわゆる億り人には程遠いですし、自分の目標である月10万円のリターンにもまだまだな状態ですが、そう甘い世界でもないのでこれからも修行をする所存でおります。

FIREやアーリーリタイアをするためには30、40歳台で1.5億円~2億円の財産形成が必要と言われています。

その域に達することができる人は世の中そうそう居ないと思います。
しかし、数百万円規模の財産を持つことで、自分の退職年齢を1年でも2年でも早めることはできるかもしれません。

私の投資スタンスはそういう前提で、火傷しない程度、でも生活を少しでも裕福にしたい、を目的にしています。

以下、同じような考え方の皆様のご参考になればと思い、私の体験記をお伝えします。

ただし、あくまでご参考ですので、この方法で利益が出ることは保証はできません。
当然のことではありますが、投資はあくまでも自己責任でお願いします!

〇証券会社の口座開設

FX取引をするためには、一にも二にもまず証券会社の口座開設が必須です。
ネット証券が取引手数料も安くて良いと思います。

最近は、スマホさえあれば5分程度で口座開設の申込みができてしまうので、窓口に赴くどころか郵便のやり取りも不要なようです。

大手で名前の知られている以下のような証券会社だと安心ですね。
後で出てくるスワップポイント等も業界最高水準で良いです。
証券会社の選定について、詳しくはこちら
投資素人が独学でFXで利益を出した方法 ~証券会社の選定編~ - SAKEリーマンの節約・財テク術


DMM.com証券会社の口座開設


↓口座開設の流れはこのような感じです。
www.youtube.com


松井証券の口座開設
少額で始めるなら松井証券がオススメです。


100円から始められます!

〇証拠金入金

口座開設ができたら取引する前に証拠金を口座に入金します。
入金方法は、証券会社によりますが、指定の銀行口座を登録したり、通常の振り込みで指定口座に入金する方法等を選べる会社が多いようです。

まずは5万円~10万円程度の少額から試してみて、慣れてきたら徐々に増やしてみるのも良いでしょう。

なお、間違っても生活資金を使ってはいけません。最悪の最悪の事態を想定して、ここに入れた証拠金が全額無くなっても諦められる額を入金します。


〇自分の投資ルールを作る

証拠金を入金したら取引可能な状態になります。

実際に取引するには最低限以下の内容を決めておきます。
自分なりの投資ルールです。

①通貨ペア
円でドルを買う、ユーロを買う等、色々選べます。

なお、ドルでユーロを買うといった、自分が持っていない通貨の取引も可能です。

②狙うのはキャピタルゲインインカムゲイン

キャピタルゲインというのは、購入価格と売却価格の差によって発生する収益のことです。

例えば、1ドル100円の時に1万ドル買ったとして、1ドル101円になった時に売れば、1万円の利益が出ます。
これがキャピタルゲインです。

一方、2022年8月現在、日米の市中金利には大きな開きがあり、圧倒的にアメリカの方が金利が高い状況です。

こういった場合に1万ドルの買い注文が成立すると、そのポジションを維持している限り(売らない限り)、スワップポイントというお金が基本的に毎日発生して懐に入ります。

スワップポイントは証券会社により異なりますが、先ほど挙げたDMM.com証券の場合、2022/8/15現在、買81円、売−84円となっています。(業界最高水準なのでオススメです!)

つまり、金利の高いドルを持っているだけで毎日1万ドルあたり81円の収益があがり、逆にドルで円を買っていた(FXではそういう取引もできます)場合は、毎日証拠金が84円ずつ目減りし、損失となるのです。

1日80円程度でも1年間では3万円程度になりますので、インカムゲインも馬鹿になりません。

③いつ買っていつ売るか

これが一番重要ですね。

キャピタルゲイン狙いの場合、1万ドルで1円為替変動があれば大体1万円の損益になります。

1万円ずつ収益を確定させていくのか、もっとこまめに数百円、数千円ずつ収益にしていくのか・・

逆に狙いが外れて相場が逆に動き、評価損が発生した場合、どのくらいまで耐えるか、どこかで損切り(損失確定)させるのか・・

予め決めておかないと、いざ相場が動いたときに「どうしよう、どうしよう」となって、売り時を逃してしまいます。

また、想定と逆の値動きになったときに損切りの判断が遅れると、ロスカットの発動により証拠金全てを失うことにも繋がりかねません。←FX取引における最悪の事態です。

狙い通りになった場合はもちろん、逆に振れたときの方針も決めておくのが良いです。

〇私の投資ルール

では、私はどのようなルールに基づいて10年間で約200万円(FXにしては控え目・・)のリターンを得るに至ったかをご紹介します。

①通貨ペア
冒頭の通り、私は約10年前の超円高水準かつ今後日銀の大規模な量的緩和政策が取られることを見越し、長期(10年単位)的にも、短期(数日単位)的にも円安ドル高になることを想定してFX投資を始めた経緯があります。

なので基本的には、「10年スパンで見てその通貨が安値圏であれば買い、逆なら売り」の候補として通貨ペアを色々見比べています。

ドル円以外では、豪ドル、NZドル、カナダドル、英ポンドなども数年前までは安値圏(円に対して)であったことから、積極的に買って今では全て売り抜けています。
最近はどの通貨も安値とは言えない水準になったので買い控えています。
→円ではなく外国通貨同士の通貨ペアをチョイス


キャピタルゲインインカムゲイン

これは基本的にキャピタルゲイン狙いで運用しています。
というより、FXを始めた当初はスワップポイントが何なのか分かっていませんでした。(汗)

初めて投資利益が20万円を超えて確定申告をする際に出した証券会社の損益報告書に「スワップポイント 益」とかいてあって「何これ?」となって調べてようやく知りました。

ただ、今では別の意味でスワップポイントも重視しています。それは後述します。


③いつ買っていつ売るか

これが一番重要で難しいです・・

上記の通り基本的に今が長期的に見て安値圏と思っている通貨なら買い(逆なら売り)の注文を出すのですが、ロウソクチャートを見ながら時間単位、分単位等の短期でも自分の動いてほしい動きになっていることも見定めてスマホの注文ボタンを押します。

ここは正直勘です。ハイ。

ただ、買い注文から入るときは短期相場が上がり始めていることを確認して注文、売り注文から入るときは逆に下がり始めていることを確認して注文するよう心がけています。

というのは、上がり始めている相場の途中でその流れに乗る。
そして、上昇基調が終わらないうちに売ってその流れから降りる。(逆もまた然り)ということが儲けの鉄則だと理解しているからです。


そして、いつ売るか。
FXを始めた当初は1取引1万円ずつの収益を目標にしていましたが、最近ではもう少しこまめ(1000円程度)に取引しています。

本当はもう少しこまめ(500円程度)にやって、たくさん取引した方が儲けられる気がするのですが、いかんせんFXは平日しか取引できません。

会社員にとって、通勤電車、昼休み、帰宅後くらいしかFXに時間を割けないなか、あまりこまめに決済額を設定すると一瞬で決済(早ければ数秒)となって、次の取引を始めるまでの間、証拠金を遊ばせる時間が増えてしまいます。

そのあたりは、皆さんご自身がどのくらいの頻度でFX取引と向き合えるかによって決めていけるのではないかと思います。

他にも色々有るのですが、大まかには上記が私の取引ルールです。(たまに破ってしまうけど・・)
私のルールですので、皆さんがこの通りにする必要は全くありませんが、ご参考までに。

なお、自分の投資ルールを作るといっても、まったく知識が無いと途方に暮れると思います。

そんな時、私も教材を読んだりセミナーには参加したことがありますが、無料のものに限って利用していました。
お金を稼ぐためにお金を使うのが怖くて独学で勉強するときもネット情報か無料セミナーを利用していました・・

↓このように無料でダウンロードできる教材や無料セミナーもあるので、活用できるものは活用してみるのがおすすめです。




〇うまくいかないときの心の持ち方

さて、私の取引ルールも紹介しましたが、当然ながらうまくいかないときもありました。

予想とは逆の方向に相場が動き、含み損を抱えた状態に陥ることがしばしばあります。

ここで、デイトレーダークラスにFX取引をする猛者なら、含み損が大きくなる前にすぐさま損切りして次の取引に移行するのがセオリーです。無料セミナーの講師もそう言っていました。

しかし、前述の通り私は会社員であって、平日いつでも相場の動きを注視して、損切りして、臨機に次の取引に移行することができません。

そういった取引の制約も踏まえた最後のマイルールがこれです。

「うまく行かないときは、しばらく寝かせてスワップポイント狙い作戦に切り替え」を実践しています。

前述の通り、私は基本的にはキャピタルゲイン狙いで取引を始めることにしていますが、相場が逆に振れた際は、そのままポジションを維持してスワップポイント狙いに移行できるよう、金利通貨の買いとなるような通貨ペアを選んでいます。

最近では、米ドル、英ポンドなどが高金利、逆に円、ユーロ、スイスフランなどが低金利通貨ですので、例えばユーロでポンドを買ったり、スイスフランで米ドルを買う取引をしています。

これによって、短期的に含み損を抱えるときがあっても、「まあ、チビチビとスワップポイントの入金があるし、いつか相場が持ち直すのを待とう」と心に余裕を持って放置しておくことができるのです。

放置となると、その間証拠金が拘束されたままとなりますので、次の取引に移行できなくなります。
※厳密にはできるけど、証拠金に余裕がなくなるので、ロスカットのリスクが高まる。

結果的にチビチビのスワップポイントしか収益が無い期間が発生し、ただ大きな損失は抑えられているので、その結果が10年間のトータルリターン+200万円という、FXにしては控えめな成績となっているのです。

私の投資方法が必ずしも正しいわけではないのですが、ご参考になさってください。

私の経験が皆様の良い投資ライフの一助となりましたら幸いです!